ハロー、ハッピータイム!

財満健太さんを世界に推してるブログ

大バディ祭2018

4/30の大バディ祭2018に参加してきました。ヴァンガについてはあまり詳しくないので、バディの方だけです。

レポというよりただの雑記です。完全に自分の心の整理のために書きます。読み返してないのでいつも以上に雑です。

 

毎年恒例の大バディ祭、今まではとても楽しみな気持ちで当日を迎えていたけれど、今年は参加するかどうかギリギリまで迷った。ずっとお目当てだったバディラジの公録もなくなったし、未だに世代交代の事実を受け入れられずにオールスター編すら視聴していない状態なので、行っても楽しめる自信がなかった。

とはいえ行かなかったらそれはそれで後悔する気しかしなかったので、行って後悔か行かずに後悔かを天秤にかけた結果前者を選んだ。のはいいものの、モチベもないし行く気もせず、重い足取りでビッグサイトまで向かうこととなる。

 

今回参加を決めた理由のひとつに、祠堂孫六くんのポップを拝めるのが今回で最後だというのがある。憶測だけど。杞憂に終わればいいものの、世代交代もするし登場が絶望的なのでおそらく最後だと思う。

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好きなキャラをSNOWで盛るオタク。

祠堂孫六くんはCV財満健太さんであり、私が財満さんを好きになったきっかけのキャラクターだ。特徴的な語尾、低すぎず高すぎず変声期を迎えたばかりの少年らしい声の高さ、気品溢れる喋り方、そのどれもが魅力的でそこから財満さんに興味を持った。

こんな素敵なお芝居をされるだなんて、中の人はきっとベテランなんだろうな。そう思いながら調べた先で知ったのは、財満さんはバディファイトと孫六くんが初レギュラーだったという事実だった。ウィキの出演作欄もスカスカでツイッターのフォロワーも3桁という、そのギャップに驚いた。声も演技も最高の人がまだこれだけしか売れていないなんて信じられない。もっと出演作もファンも増えていいはずだと不満に思って今に至る。

そんな財満さんが演じる孫六くんを約4年間見続けてきた。1期のディザスターの頃から4期のバッツまで、ずっと孫六くんの登場を楽しみにしながらバディを視聴していた。

グッズ化を賭けた人気投票で2位になった際、作品の総合プロデューサーから「孫六が2位?ネタでしょ(笑)」「グッズ作っても売れるの?(笑)」などと馬鹿にした発言を受けてもなお、そこに孫六くんがいる限りバディを嫌いになることはなかったし、3年目にして初のグッズを手にしたときは本当に嬉しかった。ネタキャラだなんて思ったことは一度もない。この4年間、今だってずっと純粋に孫六くんが大好きだ。

孫六くんではないけれど、収録で推しだけ呼ばなかったことを同作品内でギャグアニメのオチに使われたときも心底腹が立って具合が悪くなるほど嫌だったし、今でもこのエピソードに触れると息苦しくなるぐらいトラウマと化しているものの、それでも作品を嫌いになることはなかった。

 

どんな作品もいつかは終わりがくるけれど、綺麗な形でストーリーが完結してくれればひとつの思い出として大事にすると思う。だけどバディは違う。1期と2期で池っち店長さんが手を引いてからはあまりにも展開がグダグダすぎた。過去キャラをなかったことにして、新キャラを作っては消し、設定を自然消滅させ、それでいて中途半端に過去作と設定をリンクさせる。何がしたかったのかよく分からないし不満もたくさんあったけれど、なぜか孫六くんは消されなかったので孫六くんのために視聴を続けたし、バディのことは相変わらず好きなままだった。

それが今回突然の世代交代。それを知ったときは三日三晩大泣きしたし、体調を崩すほど本当にショックだった。ここまでショックを受けたのは、これまでの不満が一気に爆発したからだと思う。3期の時点で見切りをつけていればショックを受けている今の自分は存在しなかっただろうに、それでも孫六くんがいる限り離れることはできなかった。

 

そんな感じの気持ちを抱いたまま参加したのがこのステージ。

バディファイトステージ│大ヴァンガ祭×大バディ祭2018

■12:00~13:00

バディファイト フューチャーステージ

フューチャーカード バディファイト』のこれまでの振り返りと、
これからに関するトークステージです!

これまでの振り返りとこれからに関するトークって、果たしてこれに参加して楽しめるのか????という不安が非常に強かったけれど、時間もちょうど良かったので参加を決めた。事前応募もなにもしていなかったものの、参加者が少なくて椅子が余っていたので座ることができた。立ち見を椅子に案内してくれたスタッフさんありがとうございます!

 

出演者はMCの森嶋秀太さん、ゲストの水野麻里絵さんと大畑伸太郎さん、そしてシークレットゲストのおふたり。シクレについては登場まで詳細は伏せられていたけれど、このトーク内容からして次期主人公とそのバディというのは容易に想像できた。だからこそ参加するのをとても迷った。誰がきたとしても簡単には受け入れることはできないだろうなと始まる前からすでに不安でいっぱいだった。

まずはMCの森嶋さんと、ゲストの水野さんと大畑さんのみで今までの1期から4期までを振り返ることに。ダイジェスト映像を見ながらそれに因んだ裏話を聞けたのは本当にありがたかった。中でも、必殺技を放つときのBGMの「ハッ!ハッ!」というあれは監督の池田さんの声(ハッ!ハッ!収録があるたびに声をからしていたらしい)だというのと、最初は牙王くんとタスク先輩しかオーディションがなく、牙王くんは1回目で水野さんに決まり、タスク先輩は2回開催した2回目で斉藤壮馬さんに決まったという話が印象的だった。財満さんも最初は牙王くんとタスク先輩を受けて結果的に孫六くんに決まったという話を以前していたのを思い出し、こういうことだったんだなぁととても納得した。財満さんが孫六くんを演じていたからこそ、孫六くんのことも財満さんのことも好きになれたので、本当に感謝しかないです。

 

そんな感じで今までを振り返ったのち、いよいよシクレゲストの登場である。息を飲んで見守る中、登場したのは真野拓実さんと稲田徹さんだった。「ずっと前から決まっていて収録も始まっていたけど、ようやく言える!」とスマホを取り出し「もう告知していいんだよね?早速呟こう!」とツイッターを始める稲田さんと、同じくスマホを取り出す真野さんという、あまりにもインパクトのある光景が面白すぎて笑ってしまった。そのときのツイートがこちらです。

 

そんな和やかな雰囲気からの新作発表の流れだったのだけれど、正直辛くて仕方なかった。こんなにもステージを見て辛くなったのは初めてだ。特に大人になったパル子ちゃんとタスク先輩の衝撃が大きすぎた。本当に世代交代するんだなと実感し、この時点で泣きそうになった。

そうして新作発表が終わると、いよいよステージの終了時間が迫りきた。このステージが終わるということは、今のキャストでのイベント出演も終わるということだ。

終わりの挨拶の前に、水野さんがガルガンチュアパニッシャーのパネルを持ってきた。タスク先輩から受け継いだガルガンチュアパニッシャーを、今度は息子である友牙に引き渡すという演出だった。それはつまり、いよいよもって主役交代を意味することになる。

その説明だけですでに泣けるのに、水野さんのコメントでさらに号泣してしまった。

「牙王の背中を追わなくていい。真似しなくていい。友牙は友牙なりの主人公になってほしい」

要約するとこのようなコメントだった気がするのだが(胸がいっぱいいっぱいで覚える余裕がなかった)、これは牙王くんから友牙くんへのコメントでもあり、水野さんから真野さんへのコメントでもあるんだろうなと思うと感慨深くてボロボロ泣いた。

そしていよいよ終わりの挨拶へと移ることに。新キャストさんから順に挨拶し、最後は主人公の未門牙王くん役である水野さん。それまでは楽しそうにステージで笑顔を浮かべていた水野さんが、言葉を詰まらせ涙を滲ませ、その姿を隣で見ていた森嶋さんも目頭を抑え、客席も号泣。その雰囲気を受けて、本当に本当に終わってほしくないと思った。新作発表を終えてもなお、嫌だと思った。

こんな気持ちでステージを終えたもんだから、心底複雑でしかなかった。来てよかったのか来なければよかったのかよく分からない状態になった。不満しか出なかった。水野さんの涙と目頭を抑える森嶋さん、そして号泣する客席が脳裏に焼き付いたままだった。

 

そんな感じで直後は本当に嫌な気持ちにしかならなかったのに、不思議なことに時間が経てば経つほど思い出すのは新主人公の真野さんの笑顔だった。

真野さんは響という事務所に所属している。ブシロード系列の事務所だ。そしてバディファイトもまたブシロードの作品である。同期の前田誠二さんはヴァンガードの方に配属された。今回真野さんが主人公に選ばれたのは、つまりは多分そういうことなのだろう。決めつけは良くないと思いつつも、どうしても結びつけてしまう。正直な話、今回の発表を見た瞬間頭に浮かんだのはそれだった。

4年間続く作品での主役交代。他アニメでの下積みもなく、初アニメ出演が続編の主人公。事務所との繋がり。こういうことを言うのは失礼だと思いつつも、はっきり言って偏見の目に晒されない方がおかしいと思う。

けれど真野さんは本当にキラキラと輝いていた。話題を振られるたびに「はい!」と満面の笑みで元気よく返事をする真野さんの姿を見て、その真っ直ぐなところが主人公にぴったりだなと思った。若さと情熱に溢れた笑顔だった。

水野さんからガルガンチュアパニッシャーを託されたときも、水野さんを真っ直ぐと見つめながら一言一言を噛み締めて頷く真野さんに、その芯の強さが垣間見られた気がした。4年間作品の主人公を務めた先輩の後を継ぐのは相当なプレッシャーだと思う。しかも初アニメ出演が主人公という大出世だ。そんな新人さんが先輩と比べられる環境に身を置かれるなんて、大変なことも多いと思う。けれども真野さんはそんな様子を微塵も見せなかった。そりゃステージ上で不安なところなんて見せられないとは思うけれど、それだけではなく、本当に希望に満ち溢れた前向きな様子が見てとれた。友牙くんについて話す際のにこにことした笑顔が忘れられない。

 

そしてこれは本当に申し訳ないことだと思いつつも、自己紹介で「初めてステージに立ちました!」と笑顔で話す真野さんを見て、推しの姿が頭に浮かんだ。

前述した通り、推しもバディファイトが初アニメレギュラーだった。そして初イベントに立ったのもつい最近の話だ。初めてステージに立った喜びを話す真野さんに、そんな推しの面影を重ねて見ていた。

財満さんはバディキャストの中で一番下の後輩だった。初アニメレギュラーということで経験が浅く、周りの先輩がそれをサポートし、みんなに可愛がられる存在だ。イベントやニコ生などで何度かそれを目にしたことがある。ざいまん、ざいまんと先輩が財満さんを可愛がり、財満さんもまたとても楽しそうな様子に、日頃からの仲の良さが伺えた。

そんな初々しく可愛がられていた財満さんも、今や芸歴も片手を超える立派な声優だ。レギュラーやメインキャラも増え、バディ以外のアニメにも毎期出演し、可愛がられるだけの後輩ではなくなった。初めてのステージでド緊張してなにひとつ喋れていなかったのも懐かしい話となり、ステージ上で笑顔を見せるほどまでに成長した。

バディが初アニメかつこの日が初ステージだった真野さんも先輩方からたくさん可愛がられ、そしてこれからどんどん声優として成長していくのだろうなぁと思うと、それを否定するなんて私にはできないなと思った。世代交代は受け入れられないけれど、真野さんの初主人公とその作品を否定することだけはしたくない。

それだけじゃない。真野さんの今後の成長を見ていきたいなとも思った。「僕も友牙と共に歩んでいきたいです!」と初主人公を演じることについての意気込みを語る真野さんがこれからどのように成長されるのか、純粋にとても興味を惹かれた。きっと真野さんにとって友牙くんはかけがえのない思い出深い存在になると思う。財満さんにとっての孫六くんのように、初めて演じたキャラクターと共に成長する姿を見ていきたい気持ちに駆られた。

 

真野さんが主人公だからこそ、ここまで肯定的な気持ちになれたんだと思う。ステージ中やその直後は本当に嫌な気持ちになったけど、気持ちが落ち着いてから思い出すのは真野さんの笑顔だ。初めてのアニメ、初めて自身が演じるキャラクター、初めてのステージ。私が推しを好きになった当初のことを思い出し、懐かしい気持ちになった。真野さんを否定できないのは、それはつまり自分の中で推しのことも同時に否定することになるからだと思う。そういった意味でも、今回のシクレゲストのひとりが真野さんで本当によかった。

 

新シリーズは6/2から放送が開始されるらしい。つまり今のシリーズは残り1ヶ月ほどしかない。

真野さんの活躍を見たいとは言ったものの、孫六くんのいないバディを見る勇気が微塵もない。どうしたって孫六くんを求めてしまう。4年間ずっと聞き続けてきた孫六くん役としての財満さんの演技が聞けなくなるというショックが大きすぎる。それが一番受け入れ難いかもしれない。あの高い声でツンとすました気品のある独特な演技は孫六くんでしか聞くことができない。財満さんの演技自体はほかでもたくさん聞けるしそのどれもが大好きだけど、好きになったきっかけというのはどうしたって特別に思ってしまう。何年もずっと孫六くんについての感想を手紙で書き続けてきたけれど、それでもまだまだ書き足りなかった。これからももっと書き続けていたかった。

けれど、ひとりのキャラクターを4年間も聞ける環境というのがそもそも特殊なんだと思う。1クールで終わるアニメが多い中で、1期50話を4期まで見ることができたというのは本当にありがたい限りである。その感謝はこれからもずっと忘れないようにしたい。

 

好きなコンテンツが終わりを迎えるのって辛いな〜〜〜〜。立ち直るのにまだまだ時間がかかりそうだけど、どうにかこうにかこの気持ちを消せるように頑張りたい。

以上、ただのわがままでしたが、あとで読み返したときにそんなこともあったなぁ〜〜〜と懐かしむために書き残しておきます。未来の自分、どうですか????神バディ見てますか????今の自分としてはまずはオールスター編を見られるようになんとかします。

 

推しがメインで出演しているコンテンツで終わりを迎えるのはバディだけじゃないんだよなぁ。そっちについてもそれとなく書けたらいいなぁ…………。